クライアント・サーバーシステムは特定のサーバーのみで全てを管理することができるが、サーバに負担が集中するためクライアントの数が増えると処理が極端に重くなる欠点を持つ。
P2Pシステムではユーザ数が膨大になっても特定のコンピュータに処理が集中することはないため、非常にスケーラビリティが高いと言える。しかし、P2Pシステムは全てを管理するサーバを持たないため、特定のデータの削除などが不得意である。また、P2Pシステムはクライアント・サーバーシステムと比べて複雑になりやすく、実装が非常に難しい。
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マイクロプログラム制御方式とは、CPU内部の処理を小さな命令(マイクロプログラム)と考え、マイクロプログラムを組み合わせることで様々な命令を実現するプロセッサの制御方式。
比較的容易に命令の追加・変更が可能で、異なる命令セットのCPUのエミュレート等も可能である。
しかし、複雑な命令の増加によりパイプライン化が妨げられるなど、実行時間を増加させてしまう欠点がある。
パイプラインハザードとは、命令同士の依存関係によりパイプライン化が無駄になる、もしくは不可能となる事を指す。例えば、ある命令が直前の命令の結果を利用する場合、直前の命令が完了するまでその命令は実行することができない。これをデータハザードと呼ぶ。また、分岐命令が存在するとき、その結果によって実行すべき命令が変わってしまうため、パイプラインを止めて分岐の結果が出るのを待つ必要がある。これを制御ハザード(または分岐ハザード)と言う。
ニューラルネットワークとは、脳の神経回路による計算をコンピュータで再現したものである。
ニューラルネットワークの学習モデルとして現在最も良く用いられるものの一つがバックプロパゲーションである。
バックプロパゲーションでは、入力から前向きにニューラルネットワークをたどりながら出力を求め、その結果と期待される出力の差が小さくなるように後ろ向きにニューラルネットワークをたどりながら各ニューロンの重みを更新する。
モンテカルロ法とは、乱数を用いて問題の近似解を求める手法の一つである。
モンテカルロ法は多項式時間で終了することを保証するが、得られた解が必ずしも正しいとは限らない。
モンテカルロ法を用いた数値計算の例としては、円周率の計算が有名である。
これは、[0, 1]x[0, 1] の範囲の乱数を多数生成し、そのうち原点を中心とする円の内部に含まれるものの割合を計算することで π/4 の値を近似的に求めるというものである。